施設管理部は、ベースキャンプに設置してある大型テーブルや長椅子、各種作業台、各種機材の保管コンテナ、農業機械やその他大型機械、各種倉庫等の維持管理をしています。
そして、その各種機材や機械等のメンテナンスを主な作業としております。
大型テーブルベンチ等、ほとんどの設置物は不用品や無償で譲り受けた材料での手作りで、世の中にただ一つしかない品で、味わいがあります。
写真の機械は新しく導入したハンマーナイフモアと言います。動力はガソリンエンジン300cc程度ですが、雑草を刈り取る刃がハンマー状で高速回転しますので、パワフルで作業効率が良く、抜群の威力を発揮します。
休耕地や空き地・公園・河川敷等様々な場所での草刈りには最適です。刈り取った草花は、ナイフが高速回転しますので、チップ状となり後処理の必要がありません。
能力的には、刈払い機の5~10倍と言ったところでしょうか。もちろん作業場所によりますが、平地で広い場所・大きな石ころが少ない場所・蔓や枯れ枝等が少ない所では抜群の作業効率を発揮します。
しろい環境塾の使命であります休耕地や里山の保全、農業者の支援にはお役に立てると考えております。
写真の機械はチッパーと言います。ガソリンエンジンで、排気量は400cc程度の馬力ですが、一般的な山に生えてる木々ならば、直径50mm程度なら、竹なら100mm程度なら、粉々に粉砕する能力があります。
そして、粉々になったチップ状のものと米糠や、家畜糞と混ぜて発酵させて有機肥料としています。
この機械をもう少し説明しますと、大きな回転ドラムに刃が180度に2枚セットされており、固定下刃との間で一定速度で送られてくる材料を切断しています。そして、チップ上になったものを風圧で外部に排出しています。通常エンジン回転数は最高に近い状態で、ドラム回転数がある一定速度を下回ると送りが停止し、所定り回転数迄上がってくると、送りが再開される仕組みになっています。
この機械はバインダーと言います。主に稲の刈取に使用して稲わらを確保することに便利です。かなり古い機械で、はっきりとした経緯はわかりませんが、30年以上は経過していることでしょう。不要になったものを譲受て大切に使っています。稲を刈取り、束ねて機械の横に放り投げることが出来ます。
この機械のお蔭で、刈り取った稲を天日干しにするのに役に立っています。いわゆる、有機肥料・無農薬・天日干しのお米の栽培に一役買っているということでしょう。
稲刈りの他に麦の刈取や古代米、そばの刈取にも使用することがあります。
手作りした鉄製の釜戸です。会員の中に溶接工の資格を持っている者がおり、厚さ10mm程で約600mmφの筒状の物からバーナーで切断し、煙突を付け加えて釜戸に仕立てました。
この釜戸でいろんな料理を作ります。まず、ご飯を炊きます。4升のお釜で6㎏のお米を炊くことが多いです。ご飯にすると約12㎏になり60人分が一度に炊飯することが出来ます。
また、栗の渋皮煮や茹で落花生の「オオマサリ」を茹でたりします。もちろんトン汁や芋煮汁やいわゆる「闇鍋」をみんなで楽しんでいます。
一番活躍するのは、夏に行う流しソーメンで一度に100人が40mの竹樋の両側に並んで茹で上がるソーメンをあまり待たすことなく行うことが出きます。その熱源の源は里山保全部が伐採した薪がふんだんにあることです。