1,子どもの環境教育事業では、持続可能な社会をつくるため、子どもたちが身近な自然、地域の自然と文化を探求心、郷土愛や地域への愛着心をそだて、自ら主体的に行動できる子どもたちを育成します。
【具体的な目的】
① 自然に親しむ
② 生きる力、感性を育てる
③ 生命を尊重し、自然環境の保全に寄与する
【2016年度 子どもの環境教育(7回) イベント内容】
田んぼの学校(5回)、カメの観察会、秘密基地づくり
5月14日 里山でゲーム・田植え
6月11日 田んぼの生きもの観察・草取り
8月6日 かかしづくり・イネのお花見・流しそうめん
8月27日、28日 カメの観察会(金山落 かなやまおとし)
9月10日 稲刈り、はざがけ
9月24日 バッタの観察会・昔の脱穀
11月5日 秘密基地づくり
2-1 田植え
三角定規を回転させながら、イネを植えます。初めて、田んぼに入り、泥の感触を楽しみました。
2-2 草取り
6月初旬の田んぼです。イネは分けつし、すくすく成長しています。イネに栄養が行くように、田んぼの草取りをしました。コナギ、オモダカ、イ等、田の植物がはえていました。アメリカザリガニもつかまえました。
2-3 かかし作り
イネの花が咲き、実になる前の汁をすいにスズメがきます。
2-4 流しそうめん
平塚の竹林から切り出した孟宗竹を使って流しそうめんの【とい】を作りました。そうめんを冷たい井戸水で冷やし、参加者はおなかいっぱい食べました。
2-5 稲刈り、はざがけ
待ちに待った、稲刈りです。鎌を持ってザクザク稲を刈ります。2本の苗からずっりしとした稲穂がつきました。
重い稲束を【はざ】にかけて天日ぼしをしました。
2-6 昔の脱穀
稲穂から籾(もみ)籾から籾がらを外し、玄米までにするのが脱穀です。お米の脱穀は、先人たちの知恵があつまっています。
2-7-1 カエルの観察
山王谷津では、冬水田んぼと無農薬、有機栽培によるお米作りをしています。となりの休耕田(草地)を草刈りすることで、バッタの仲間が増え、カエルの餌場となりました。カエルを追いかける子どもたちは、生き生きしていました。
2-7-2 バッタの観察
山王谷津の休耕田を草刈りすると、秋にはバッタがばんばん飛びかいます。バッタが増えると、カエルが増え、サギ類も訪れました。
2-7-3 里山でゲーム
田んぼの周りの草地で色合わせゲームをしました。いろいろな初夏の色が見つけられました。
千葉ニュータウンの周りにはカメがすめる里山がのこっています。東邦大学長谷川雅美研究室の協力のもと、カメの観察会を行っています。カメが住むことができる金山落は土水路で、里山自然が残る貴重な川です。
カメの身体計測
エサを入れた罠を川にしずめます。翌日、罠を引き上げます。エサのにおいにさそわれ、カメが罠に入りました。
罠に入ったカメの身体計測を行いました。種類、雌雄、年齢、背甲長、腹甲長、幅、体重、個体識別番号を記録します。ぼくより先にうまれているね。参加者は、興味深々と野生のカメを観測しました。
里山の斜面を使い、伐採した竹を再利用して秘密基地を作りました。竹の葉で屋根をふき、看板をつけて完成です。秘密基地のなかで、お弁当や、焼き芋を食べました。