農業支援部は地元農業者や地域住民など多くの方々の協力を得ながら、人手不足や高齢化などの理由で耕作できなくなった水田・畑地の荒廃を防ぐために雑草の刈払い、水稲類の穀物や各種野菜の栽培を通じた農地への復元に取り組んでいます。復元農地では環境にやさしい環境保全型農業、人手不足の農家からの依頼に応じた農作業支援も推進し、地域農業活性化への貢献を目指しています。
さらには里山に囲まれた山王谷津水田では冬季湛水に取り組み、姿を消しつつあるニホンアカガエルなどが生息しやすい環境を整備するなど「生物多様性」の復活を図り、地域の農業と自然環境の調和実現を目指しています。
これまでに白井市平塚地区で復活させた3.6haの農地を対象として、堆肥など有機質肥料を使った農業保全型農業を実践し、50種類以上の各種野菜の栽培や、水稲・そば・麦類の栽培に取り組んでいます。
栽培地としてファーム平塚、ファーム神々廻、ファーム十余一、山王谷津他水田があり「水田チーム」「野菜チーム」「そば・小麦チーム」「味噌作りチーム」として活動しています。
雑草の刈り払い、土寄せ、田起こし、湧水路作りなどを通じて耕作放棄地の解消に取り組み、農地への復元を進めています。
最近では山王谷津での冬期湛水(冬水田んぼ)と、竹下での休耕田を復活し古代米(赤米)の栽培を行っています。
高齢化や人手不足、後継者難などで対応しきれない農家の依頼に基づいて、畔(あぜ)の草刈りや、梨の受粉、摘果作業などを受託して作業を行います。
また、地域の道路脇や草地などの草刈り作業、水田の用水路の溝さらいにも、他部門と共同で積極的に参加します。
里山の景観づくり
休耕田や畑地を利用してコスモスやひまわり・コキアなどの景観植物や古代米、小麦・大麦・ライ麦などの景観作物を栽培して、花や実りの彩りによる変化ある里山の景観づくりを行い、楽しんでいただくようにしています。
古代米体験講習会 5月開講
麦栽培体験講習(調理体験を含みます) 6月開講
そば栽培・そば打ち体験講習会 8月開講
しめ縄作り体験講習会(ミニ門松作りと同時実施) 12月開講
トラクター・管理機などの農業機械の運転操作講習 不定期開講
各講習会の案内は当ホームページ・広報しろい等に掲載